By
tmkenkyu on 2001/10/27 17:16 in 遠野物語散歩 | No Comments
第4回『遠野物語』教室 13年10月27日
地元紙にみる明治後期・遠野の世情 研究員 高橋 甫
講義する高橋 甫さん
『遠野物語研究』第4号に、「『遠野物語』の「煙華の街」・考が掲載されています。明治42年に、柳田国男がはじめて遠野を訪れたときの印象を、物語序文に「遠野の城下はすなわち煙花の街なり」と記しています。その「煙花」という遠野の町の様子は、いったいどうだったのか。その実像を求めての論考です。高橋さんは、それに引き続いて、『遠野文化誌』に、「煙華の街を行く」という、明治末期、大正初期の遠野を写真や新聞記事から再現しています。そして、今回は、その第3弾として、おもに『遠野新聞』を元に、遠野の世情を紹介していただきいました。今から90年ほど前の遠野ですが、あらためて、金融不安に悩んでいた、その時代の姿が、現代と二重映しになって浮き彫りにされました。
By
tmkenkyu on 2001/10/26 17:43 in 昔ばなし教室 | No Comments
鈴木サツを偲ぶ会
13年10月26日
13:30~15:30
語り部教室 後期 第2回
13:30~14:20
あいさつ(黙祷)
遠野物語研究所 高柳俊郎
正部家ミヤ
思い出の昔話を語る 語り部(妹、綾織町)正部家ミヤ
語り部(妹、松崎町)菊池ヤヨ
語り部(姪、新穀町)菊池栄子
講話 語り部との対話(鈴木さつさんのこと) 遠野物語研究所 佐藤誠輔
昔話を語る 海野ノリ子 踊鹿の狐
小西敦子 天狗のおっかねもの
佐藤 孝 二度咲く野菊
正部家ミヤ 上方のてんぽ
By
tmkenkyu on 2001/10/19 17:38 in 昔ばなし教室 | No Comments

平成13年語り部教室・後期第1回
9:50 開講 あいさつ 商工観光課長 菊池新一
遠野物語研究所 高柳俊郎
10:00~12:00基調講演 昔話の可能性 昔話大学代表 小澤俊夫先生
講演中の語り 菊池ヤヨ(蜘蛛息子)、菊池 玉(猿聟入り)
13:00~13:30遠野の昔話Ⅰ 語り部講師 正部家ミヤさん
①話を買った男
②頭の大きな男
③親父買った話
13:30~14:00遠野の昔話Ⅱ 受講者 内田芳子(大工と鬼六)
菊池スミ(夜蚊になった赤鬼)
田代明子(二度咲く野菊)
新田安子(萩の大木)
高橋ノブ(ネズミの角力)
伊藤弘美(金の大黒土の大黒)
菊池貞友(座敷童子)
14:10~14:40講座のまとめ(受講者の講評も兼ねて)昔話大学代表 小澤俊夫先生
14:40~14:50閉講 あいさつ 遠野物語研究所 高柳俊郎
By
takayanagi on 2001/10/5 17:00 in 短信 | No Comments
馬場家の月見
今年の中秋の名月は、例年より遅く10月1日でした。綾織のみさ崎の馬場家では次のような習俗があるそうだ。
お供えは箕の上に餅を並べたお盆をおく。餅は中央に大き目のを1個、その周りに12個の丸餅を並べる。大根1本。これは大きくならないように、大根畑に普通は1本だてにするものを、この月見用に特別に2本だてで作ったものを上げる。枝豆。葉だけ落として枝についたままのもの。あとは鎌を添える。そして女は拝まない。
本山桂川の「岩手県下における歳時習俗と食習概要」(『旅と伝説』19/1)によると、八月十五夜の月見について「上閉伊郡遠野では、餅、ふかし(もち米を蒸したもの)、枝豆、栗、大根などの供物を箕にのせてお月様に供へる」とある。また「夜は十五夜団子を枝豆、その他野菜ものを箕に入れて供へる(同宮守村)」とある。
大要は同じであるが、
①箕という農業の収穫物を最終的に盛る器具にお供えをすること。
②中心の餅はお日様で、その回りの12個の餅は12か月と言う季節の運行になぞらえているのだろうか。
③わざわざそのために若い大根を育てておくことの意味は。
④枝豆は五穀のシンボルであろうか。
⑤鎌を添えるのは、もちろん収穫の感謝であろう。
⑥最近はススキを飾ったりするが、元はしなかった。
すると通例のススキをメインにして、三宝に丸い団子を重ねて供え、秋の幸を並べて拝む月見は名月鑑賞が中心なわけだ。『日本民俗学大系』7「生活と民俗Ⅱ」の「年中行事の社会性と地域性」(郷田洋文)によると、地域によって様々な行事があるようだが、遠野の現在に関する限り、盗むとか綱引きとかの行事はない。みさ崎の馬場家のお供えは素直に天体の運行する自然の中での収穫感謝のような気がする。