第9回遠野学会が開催
第9回遠野学会が開催されました 平成17年1月29日 あえりあ遠野中ホール
今年の発表者の概要をお知らせします。
開会行事
開会の挨拶 遠野物語研究所所長 高柳俊郎
祝 辞 遠野市 本田敏秋市長
司会 進行 遠野物語研究所 昆 弘盛
「ものがたり青笹」編纂余慶
地域誌編集代表 西田皓悦さん
遠野市青笹町の歴史と民俗の本「ものがたり青笹」を作るにあたっての経緯、苦労、喜びなどを、具体的な事例を挙げてお話した。
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「天明の飢饉」の諸相
遠野物語研究所 大橋 進さん
南部の歴史は飢饉を避けて話せない。遠野には『動転愁記』という飢饉の惨状を物語る本があるが、それを遠野の豪商の「村兵文書」からの新資料をもとに、新しい読み解きをした。
「菊池氏、氏名の起源と奥州への道」
歴史研究家 細越弦二郎さん
遠野には菊池姓が多い。その謎を、九州の菊池氏のルーツから解き明かし、さらに東北に菊池姓が流れてくる様子をたどりながら、仮説として提起した。
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「葉菜類の養液栽培の研究」
遠野緑峰高校2年野菜専攻班の皆さん
ほうれん草栽培をプロジェクトとして追求し、溶液栽培によって、しゅうさん・硝酸の少ない理想的な野菜を栽培できた。この方法を発展させて市場価値の高い遠野ほうれん草を作りたい。
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「農業のもう一つの役割」
遠野緑峰高校 菊池百合恵さん
補助者 石畠望さん、及川恵さん、菊池佳亜さん、柴又百合子さん、
立花裕代さん、田中英美子さん、千葉さおりさん、見方美穂さん
ふるさと村を中心とする農業実習から、遠野での農業の役割を体験的に理解し、将来の遠野郷を展望した。
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『遠野物語』における“神隠し”とオシラサマについての考察
遠野高校2年 高橋光穂さん、高橋慶江さん
遠野物語第8話のサムトの婆の神隠しの現象を、娘を身売りした貧しい時代の隠された話ではないかと仮定した。また、オシラサマ伝承のルーツは古代新羅から渡来した秦氏に由来するのではないか、という斬新な仮設を提起した。
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「和算と遠野の算額」
遠野高校2年
菊池裕太さん、小笠原一也さん、平野涼さん、水野貴文さん
遠野の神社に奉納されている「算額」の調査から、近世を支えた人々の遠野文化の高さに感激したことを報告した。
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「蔵でお休みになっていた根城南部(遠野南部)の殿様達」
鶴田馨一さん
遠野南部氏の遠祖は、南北朝時代に北畠顕家にしたがって南朝方についたといわれる。八戸からの歴史を振り返って、近年、あまり話題に上っていない、勤皇五世の再認識を求めた。
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講評
東京学芸大学教授 石井正己先生
昨年から講評をいただいている。参加者が八十名以上、発表者の数からも盛会であった。特に高校生のまとまった清新な発表に好感がもたれた。
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