「怪」0030 特集 遠野

By takayanagi on 2010/7/26 21:11 in 新刊案内 | No Comments

角川書店 「怪」0030号に『遠野物語』百周年が特集されています。

   ・遠野物語研究所研究主幹 石井正巳 遠野をめぐる物語 怪談と『遠野物語』

   ・遠野物語研究所所長 高柳 俊郎 『遠野物語』の怪異を考察する 遠野の赤河童

   ・遠野物語研究所副所長 大橋 進 遠野をめぐる物語 悠久の遠野郷

  が掲載されています。

 

角川書店のHPはこちら→ほかにもいろいろおもしろそうです。

 

『遠野物語』散歩 前期終了しました

By takayanagi on 2010/7/23 21:16 in 遠野物語散歩 | No Comments

 今年は『遠野物語』は発刊100年を迎えたこともあり、多数の申込をいただきました。

 ①5月23日(日) 図書館にて開校式と、髙柳所長の講話「『遠野物語』の位置」がありました。

 徒歩で会下の十王堂をお参りしました。 十王信仰は各地にありますが、『遠野物語』拾遺53では、子どもと遊ぶのを邪魔されて祟る話、67では田植えを手伝う話、266では死を予言する話が伝わっています。

 ②5月29日(土) 附馬牛荒川の駒形神社です。附馬牛町にあるこの神社は、特に馬産の守護神として知られて信仰されていました。無尽和尚の祈願に応じて早池峰山の神霊が白馬に乗って現れ、東禅寺の寺域内に早池峰妙泉の水を分与した際に無尽和尚がその霊客を描き表わそうとしたが、写し終わらないうちにお姿は消え去り、白馬の片耳を写し残してしまった、この片耳の欠けたままの馬の絵を東方に祭ったのが駒形神社の始まりであるという(拾遺40)

 遠野の写真集などでおなじみですね。 

 ③6月19日(土)土淵村柏崎の周辺  土淵村の柏崎は、『遠野物語』の中心、数々の物語の舞台です。

 新山は(41話)わき水の名水です。

 

 阿修羅様のお堂です。『遠野くさぐさ』伊能嘉矩の文章に、前者に阿修羅王を祀り、後者に足洗川の文字を宛てて、尤も宛てもこの地に伝ふる安倍一族の氏蹟に附会し中略・・・奥羽の原始信仰なる胡四王の転、アシワウの仏閣化に外ならざるべく

、アシラガァも亦之と関係あらん。とあります。

 

④7月3日(土) 東京学芸大学教授 石井 正巳先生の講演です。

 その後はバスで松崎沼をあるきました。

前期ご参加の皆様ありがとうございました。後期も是非ご参加ください。

後期日程はこちら→

 

遠野物語ゼミナール2010 東京会場が開催されました

By takayanagi on 2010/7/1 15:09 in 遠野物語ゼミナール | 1 Comment

 2010年6月26日、遠野物語ゼミナール2010【東京会場】が、新宿区の四谷区民ホールで開催されました。

 

社会学者の加藤秀俊氏にご挨拶をいただき、開会しました。

 【基調講演】 『遠野物語と東京』 東京学芸大学教授・遠野物語研究所研究主幹 石井正己による講演です。 

 【記念講演】武蔵野学園長 有馬 朗人氏による講演です。

21世紀と『遠野物語』に寄稿していただいた「父の魂を鎮めるために」をベースに、ご自身の物理学研究や俳句についても語っていただきました。

 

 【昔話】 遠野三山・オシラサマ 遠野昔話語り部いろり火の会会長 工藤 さのみ

 あたたかい語り口調が好評でした。 

 【シンポジウム】 21世紀と『遠野物語』

司会:東京学芸大学教授・遠野物語研究所研究主幹 石井 正巳

社会学・柳田学から 東京大学大学院教授 佐藤 健二氏

人類学・宗教学から 多摩美術大学芸術人類学研究所所長 中沢 新一氏

地域学・伝承学から 遠野物語研究所所長 高柳 俊郎

 民俗学の金字塔のテキストと言われながらも、現在の民俗学の枠に収まることのできない『遠野物語』の特異性や、文学としての側面、今後の研究の可能性など、貴重なご提言をいただきました。

当日は400名のフロアは満席でした。活発なご質問をいただき、ご参加の皆様の熱気に圧倒されました。ありがとうございました。

今後も、多くの方に関心を持っていただける研究所の活動を目指したいと思います。よろしくお願いいたします。